カラー口絵解説

0.  喫煙規制進捗状況世界地図  喫煙規制の進捗度を色分けしてあるが、現地確認していない地域に関しては、
  信頼できる複数のメディアの最新記事から判断している。従ってこの色別地図が、現況と完全に一致していると
  保証するものではない(最近の規制について著者が作成)。

1  2014年6月以降、ロシア国内すべてのレストラン、カフェ、ホテル、鉄道が完全禁煙となった。

2. ロシアのホテル屋内に喫煙室、喫煙ブースの設置は不可。喫煙出来る屋外は冬季、マイナス10℃となる。

3.  米国国立公園内のすべてのホテル建物内を全面禁煙としており、二次喫煙、三次喫煙の心配はない。

4.  ホテルは全面禁煙の時代に変貌した。冬季オリンピックの主要会場、ウィスラーの全ホテルは完全禁煙である。

5. ハワイのホテルの喫煙客室の法定比率は80%以上と定められているが、全館禁煙のホテルは少なくない。

6. 先進国では全館禁煙のホテルであることが、グレードの高いホテルの一つの指標となっている。

7. 自主的にホテルを全面禁煙とする動きはオーストラリア、北米、北欧を中心に広がりを見せている。

8. 北米ではグレードの高いホテルほど、屋内喫煙施設を撤廃し全館禁煙の方針を押し進めている。

9. 半数ほどの米州では、法律で禁煙客室の全客室に対する最低比率を75%、80%、100%と規定している。

10. ニュージランド南島、アカロアでは州法で屋内の喫煙禁止、町の条例でテラス席の喫煙禁止を定めている。

11. 2004年12月以降、すべてのニュージランド飲食店は全面禁煙となっている。

12. 海外のレンタカーは全車禁煙であることが常識化している。健康上も経営上もその利点は非常に大きい。

13.  4泊5日かけてバンクーバー・トロント間をつなぐ、カナダの長距離列車内では、喫煙は完全禁止されている。

14.  シカゴ・シアトル間を2泊3日かけて走る米国アムトラックを含め、すべての長距離列車内は完全禁煙である。

15.  フランス国内のすべての列車は、国の法律で全面禁煙と定めている。

16.  今や鉄道車内はすべて禁煙と決められており、喫煙設備を設置することは人々の健康を侵害する行為である。

17.  医療機関内での喫煙禁止は世界共通であるが、敷地内禁煙は個別に異なる。

18.  サンフランシスコのUCSF病院では、食堂のレシートに健康アドバイスを印字して肥満対策を講じている。

19.  スェーデン公衆衛生局長は、飲食店で喫煙を禁止した目的は、そこで働く従業員の健康を守ることと言明した。

20.  2004年に受動喫煙防止法を施行したアイルランドは、徹底した屋内喫煙禁止政策を実行している。

21.  クイーンズランド州は、模範的な喫煙規制法を制定したオーストラリアの自治州である。

22.  ドイツ連邦議会は全面禁煙となっており、入口に大きな禁煙標識がある。喫煙は屋外でのみ許される。

23.  WHOは各国政府が受動喫煙防止のため、屋内全面禁煙の国内法を整備するよう勧告している。

24.  スペイン政府は分煙制度の誤りを正式に認め、2011年に法の抜け穴をふさいだ屋内全面禁煙規制を実行した。

25.  ブータン政府は2004年にたばこ販売を禁止し、2010年にレストラン、バーを完全禁煙とした。

26.  ロシアでは、人々がたばこを目にすることがないように、棺桶様の容器や戸棚に収納し、指定された銘柄名の
   たばこを瞬時に取り出して販売している。たばこの箱には、依存性を強調する喫煙警告も表示されている。

27.  オーストラリアでは、たばこの箱に、たばこが原因の病気の画像表示と健康警告を大きく打ち出している。
   葉巻全体を「喫煙行為は口のがんを引き起こす」との警告文を付けたラッパーで包んでいる。

28.  画像による喫煙警告広報により、1989年に32.4%だったブラジルの喫煙率は2012年に12.1%まで下落した。

 
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