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受動喫煙には十分注意を

 
米国政府広報ポスター


喫煙行為は周囲の人の健康を害する

タバコを吸わない人のそばで、タバコを吸っていると、周りにいる人も大きな影響を受けることに
なります。喫煙者の主流煙と比べ、そばにいる非喫煙者の受ける副流煙は毒性が強く、ニトロソアミン
のような発癌(がん)物質を52倍、ベンツビレンが3.9倍、カドニウムは3.6倍、タールは3.4倍、
ニコチンは2.8倍も濃厚に保持しています。発癌(がん)物質は一旦吸い込まれると、その55%が
呼吸器内に沈着することが確認されています。

発癌(がん)性に於いて、受動喫煙はヂーゼルエンジンの排気ガスを吸う2倍以上の危険性があると
計算されています。周りにいる非喫煙者が肺ガンになる危険性は1,9倍に増加します。ニコチンの
血管の収縮作用により心臓の血流障害を引き起こし、非喫煙者の1~3%人が受動喫煙が原因で
心筋梗塞を起こし死亡します。喫煙者の放散するタバコの煙を吸い込むことにより、脳の血管が破れる
くも膜下出血の発症リスクは、タバコを吸う本人自身よりも高まると考えられます。

タバコの煙にさらされている職場(飲食店や仕事場で喫煙の認められている企業)で働いていると、
有害なタバコの煙を吸い込んで、やがてはタバコに起因する病気にかかる可能性が増大します。
喫煙が許されているレストランで働くウェイトレスの肺、心臓病による死亡率は、他の職業についている
女性より高く、肺癌による死亡率は通常の4倍です。

家庭や職場が禁煙の環境にある女性は、乳がんの発症や死亡リスクが低いことが、新しい研究で
示されました。2011年、ニューヨーク州、ロズウェルパーク癌研究所から公表された研究によれば、
閉経前の若年女性では、禁煙の家庭や職場の数が多い州ほど乳がんによる死亡が統計上、有意に
少いという、極めて強い逆相関が示されています。禁煙の環境で仕事や生活をする女性の比率の
高い州ほど乳がんの比率が低いと、研究者のAndrew Hyland氏は述べています。

結婚している場合、夫の喫煙本数が多くなれば多いほど、妻の肺癌(がん)、乳癌(がん)、虚血性
心臓病の死因リスクは高まります。私のよく知っている家族の奥さんは、タバコを全く吸いませんでしたが、
夫が喫煙者で、いつもタバコを手放さなかったため、肺癌(がん)にかかり、進行も早く、急死しました。
その2年後に夫は、前立腺癌(がん)、喉頭癌(がん)が悪化し、全身に癌(がん)が転移し、死亡しました。

喫煙者の(タバコを吸わない)奥さんは、2倍の確率で肺癌で死亡することが統計的に裏付けられて
います。同居している子どもが喫煙しているために、癌(がん)にかかりやすい年齢の親が肺癌で
亡くなるケースもあります。自分は吸わなくとも、職場や飲食時に タバコの先から流れる副流煙に
さらされていると、当然、肺癌で死亡する確率は高まります。あなたの男性、または、女性パートナー
が喫煙者であるか否かがあなたの疾病罹患率(病気にかかる確率)と寿命とを左右します。 
・・・ そうした因果関係を容認した場合、リスクをかかえながら、その後どのように生きるかは、
あなた達の生活哲学の問題です。しかし将来を担う子供までも巻き添えにしないでください。

乳幼児は副流煙の悪影響に敏感です。子供がタバコの煙にさらされますと、気管支炎などの呼吸器
疾患やかぜ、中耳炎などの感染症にかかりやすくなります。両親とも喫煙する子供のぜんそくは、
吸わない場合の10倍にも達しています。


2017年9月、日本タバコフリー学会で演者、宮本順伯医師が講演に使用したスライド


レストラン、カフェに入るときは、必ず全席禁煙のところを選びましょう
店頭に「全席禁煙」との表示のない飲食店の利用を完全にやめること、そして、タバコを吸っている
人がいる空間に入らないことが、自らの健康を守ります。屋内に設置されている喫煙室から完全に
有害煙の流出を防ぐことは、ほぼ不可能です。
禁煙席、喫煙席を設けている分煙店は不可です
飲食店経営者の30%くらいは喫煙者と推定され、しかも、タバコを「好む」か「嫌い」か、タバコの
においを嫌う人がいる程度の知識しかなく、喫煙者を大切な顧客と考え、副流煙の強い有毒性に対する
認識は全く欠如しております。

アジア、オセアニア、欧米先進諸国は国法、または州法で「レストランなどの全面禁煙」を定め、
飲食店利用者の健康を保護しています。2014年6月より、ロシア全土ではすべてのレストラン、
バーは全面禁煙となり、屋内での喫煙行為を許しておりません。しかし、日本では2003年5月に
施行された受動喫煙防止を目的とした健康増進法が唯一の国法で、しかも罰則規定がないざる法
(抜け穴だらけの法律で、規制の目的を達成できない法律)のため、喫煙客を逃さないよう、
大多数の店ではこの法律を無視しています。政治家の能力の低下が一般的となっている現在の日本では、
自分で自らの健康を守るという、リスク管理の心構えで対処するしか方法がないのです。

コンテンツの大部分は「2004 東京都心レストラン カフェ禁煙席ガイド・タバコ副流煙Ⅱ」より転写しています。

今、世界各国で実施されている屋内全面禁煙については、2015年9月出版の「一匹狼の国」にも
詳細に記述されております。
「禁煙席ネット」主宰 タバコフリー学会顧問  医学博士 宮本順伯

完売

Smokin ban in taxi at Tokyo受動喫煙防止条例の基本


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